ガマの油売り

昔、江戸では「ガマの脂(あぶら)」売りという薬売りが、町の中を売って歩いていたという。
その口上が面白い。
「さあさあお立ち会い、ご用とお急ぎでない方はゆっくりと見ておいで、聞いておいで。手前に取り出したのは四六(しろく)のガマ」
「このガマをガラスでおおった箱の中に入れると、自分の醜い(みにくい)姿(すがた)におどろいて、たらりたらりと脂汗をたらす。」
その脂の効き目を試すために、紙を取り出して刀で重ねて切っていく。
「一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が・・・・・・、ふっと散らせば桜吹雪(さくらふぶき)」
この後、腕をちょっと切って、ガマの油で血止めをするというわけだけれど、そんなにうまくいくものか?
さて、そこで
紙を重ねてどんどん切っていったら

(問1)
 2回切ったら何枚になる
紙を一回切ると2枚になる。

これを重ねてもう一度、つまり二回切ったら何枚になるかなぁ。

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