もりの小学校雑学→葉を見て鼻を育てる

葉をみて花を作る

2002/08/15


 今年はこんな会話が3回あった。ちょっと多い気がする。会話というのは、3回分まとめると以下のようだ。
 子どもたちは学級によって色々な花を育てていて、毎日水をやっている。(水やりとかいうのは方言だろうか)ふと見ると、担任の先生が、水をやっている。子どもでは水が少ないこともあるし、今年は晴れの日が多いので担任も気になるのだろう。
「ずいぶん大きくなったね。葉っぱの色が悪いから、肥料をやった方が良いよ。」
と声をかける。
「買ったとき付いていた肥料はやったんですけど。」
セットで買っているから、最初に球肥がついてくるから、それはきちんとやったということだけれど、植物はその育ちを見て肥料をやらなきゃダメだ。
「葉っぱの色が黄色いから、肥料不足だと思うよ。」
枯れるといけないから水はしっかりやる。でも、育つには肥料が必要だ。上から水をかけるから、肥料はとけて流れて下の穴から出て行ってしまう。
「水溶性の肥料で良いですか。」
最近きれいな肥料が流行って、学校では、水溶性の肥料が良くまかれている。
「うーん、それでも良いけどね、一週間に1回とか2回とかまかないとダメだよ。効き目は早いけど、効かなくなるのも早い。ボクだったら、油かすが球になった肥料を回りに4個程度埋め込んどくけどね。1ヶ月くらいは効いているからラクダよ。しっかり埋め込まないとくさいけど。」
こんな内容の会話が3回もあった。うーん。
葉っぱの色まで見てられない。そんなこと学校では教えないし習わない。
葉っぱの色は微妙に変わる。肥料が多すぎると、濃くなって、さらに多いと縮れてくる。少なすぎるとだんだん緑色が薄くなって、黄色に近づき、部分的に枯れ出す。
染んだことは教えない。でも、観察するにはしっかり育てなきゃいけない。
うーん、どうすれば良いんだ。