もりの小学校雑学→こまめな講習会

理科の好きな子は10人に何人


ある科学教育振興委員会での協議の報告が本に載ったのを見た。
しっかりした報告だった。で、その中のごく1カ所が気になった。
それを引用する。一部の引用で恐縮だけれど、そこはこんな内容だ。

「どの子も理科が好きになってほしいというのは、先生方の願いかもしれない。(中略)
10人の内,2,3人,理科が好きな子どもがいればいいと思う。」

うーん、10人の内2・3人はちょっと少ないんじゃないの、っとボクは思う。
やり方を工夫すれば7割8割の理科すきを作ることだって可能だ。
もう少し、たくさんデータがほしいけど、想像してみよう。
日本の子ども達は、10人の内、何人くらいが理科が好きなんだろう。
きっとこれより少ないんだろうな。
世界各国の子は、10人の内、何人くらいが理科が好きなんだろう。
きっとこれより多いだろう。

目指せ世界一のほうが良いんじゃないだろうか。
それで、そのための方法を考えれば良いんじゃないのかな。
飯田では、後藤先生が、教育委員会と一緒になって、科学実験講座をやっている。その後藤先生は、毎年1ヶ月ほど、台湾へ呼ばれて先生方の講習会を行っているという。例えば、そういう講習を日本でもやったらどうだろう。理科を好きにする手は他にも色々あるだろう。どうしてそういう手を打たないんだろうか。

ちょっと気になって、ボクの教えている1つのクラスの子どもに「理科は好き?」って聞いてみた。
10人の内9人は理科が好きと答えた。
教頭先生はときどき子ども達に「今日は何が楽しい?」と登校してくる子に聞くという。
すると「理科があるから」という答えが良くあるとも教えてくれた。
ボクの教えているどのクラスも理科が好きだろうと思う。
もりの小学校も、日本中の子ども達が理科を好きになる一つに役に立てばいいな。