もりの小学校雑学→祖父母参観日には

祖父母参観日には子どもの長所を

祖父母参観日はいつも何の授業をしようかと迷います。参観日は普通の授業をするのだけれど、祖父母参観日は何か特別なサービスをしなきゃっていう気がするのです。
そこで今回の参観日は、道徳「みんなの良いところ」の授業をしました。
授業のはじめに紙を一枚配ります。

紙には次のように書いてあります。

1,自分の名前
2,相手の名前
3,長所

そのあと、
「おじいさんやおばあさんは、孫の長所を書いて下さい。
子どもたちは、おじいさんやおばあさんの良いところを書いてください。
あとで、書かれた人は誰だかをみんなで当てます。
だから、書くとき、他の人には見られないようにしてください。
それから、だれにも分かる最後のヒントでとして、今日何を着ているとか、どんなものを持っているとかいう特徴も書いてください。」
と、伝えて書いて頂く。
その後、一つ一つヒントを読みながら誰だか当てていくのだけれど、子どもたちはだれがだれのおばあちゃんなのか知っているという地域柄だから可能な授業かもしれません。知らない場合は最初に自己紹介するとか、何か分かる工夫が必要ですね。
「料理が上手です。」と書いてあった子どもに、おばあちゃんから「何でもよく食べてくれます」って書いてあって、仕組んだみたいにうまくつながってるなぁって感じて、なんだかかほのぼのとしたものを感じました。
「緑色のバックを持ってます」って言うヒントには、何人も緑色のバックを持っているおばあちゃんがいて、みんなニコニコ笑って、自分かなぁって聞いていてくれました。
「短歌が得意です。」とかヒントが出ると、おばあさんたちは、すぐに自分だって分かって笑っちゃうから、だれだか分かってしまうけれど、楽しいクイズになりました。
「自転車を買ってくれました」「おこずかいをくれます」なんっていう何かかってもらったことも子どもたちの大きな喜びでした。

子どもたちも「優しい子です、でもお母さんには怒られています」とか「頼むとすぐに仕事をしてくれます」とか「良く気がつきます」とか褒められて、満足そうでした。

お家の方も子どもから褒めてもらってうれしくて、子どもたちもおじいちゃんおばあちゃんから良いところを言ってもらってうれしい1時間でした。

おじいさんやおばあさんがいない子どもは、家の人や、中には家で飼っている動物のことを「鼻が茶色」「よく食べます」なんて書いていました。これも楽しかった。

参観日じゃなくても、友達の長所を書くと成立する授業です。