もりの小学校雑学→数字を当てて100万円

数字を当てて100万円


 友人が、「数字を予想するソフトを作れないか。」という。
なんだと思ったら、最近すうじを当てる宝くじのようなものがあるんだそうで、「どうするの、自分で買うの?」って聞いたら「ソフトが売れないかと思って。」だそうだ。
「自分で当てるのならむずかしいけれど、当たるソフトを作るほうは、それほどむずかしくない思う。」
っていうと、どうしてっていうんで、
「それには条件がある、なるべくたくさんの人にソフトを売ること。」
どうして、
「だって、たくさんの人が買ってくれれば、当たる確率は大きくなるでしょ。」
えーと、もう少し詳しく教えて・・・
「1000本に1つ当たる宝くじだったら、100人に売れば1つは当たる。当選の予想数を1回に5つ出せば、1000÷5=200だから、200人に売れば必ず当たる。」
すうじは4つあるから、その組み合わせとすると当たる確率はどうなるの?
「それならもっと簡単、4つのすうじを違えて出せば、同じすうじが4つ並ぶより当たる確率が大きい。ざっと計算すると、1111の4つより1234の方が約24倍当たりやすい。」
そうすると、すうじを変えて出せばもっと当たるようになるのかな。
「そう、さっき200人に売ればと行ったけど、それを24で割って、約40人に売れば1人には当たるよ。」
全員に当たるんじゃないの
「うーん、ちがう、全部の人に違うすうじを出すんだ。その方が当たる確率がずっと大きくなる。」
それって、詐欺?
「うーん、信じるものは救われる、かな。」
そういえば、テレビで「あなたの家のテレビが写らなくなるって念力をおくって本当に写らなくなる人が電話をかけてくる番組があったでしょ。」「あれも同じことで、たくさんの人がテレビを見ていれば、その時間に偶然写らなくなる確率は高くなる、見てる人の人数とテレビの写らなくなる数がわかれば、このマジックが成功するかがわかるんだ。」
なーんだ、本当に壊れるかと思った。
うーん、算数で確率っていうのをちゃんと勉強してあれば引っかからないんだけれどね。