もりの小学校雑学→竹フェスタ

竹フェスタ


 2002年11月最後の土曜日に、」風越山麓子供の森公園で竹フェスタが開かれました。
 当日は、予報は崩れるはずの天気が、雲ひとつない見ているだけでワクワクするほどの青空で始まりました。
竹フェスタは、竹馬、竹ご飯と縄文パン、竹の剣玉、竹笛、竹とんぼ、水鉄砲、十字凧、エジソンライトなど地域に豊富にある竹を使った教材による、子供対象のお祭りです。飯田の教員等が十数名集まって竹の教材を開発し、誰にも利用できるようにインターネットページを作成し、最後に参加者800〜1000人を集めての発表会(フェスタ)をしたのです。
 作成したのは、インターネット3という文部省の事業をうけ、学習に役立つ教材を作成するようにということで集められた教員(教育委員会も入っていますし、NTTさんも協力してくれました。)たちでした。どこもお昼を食べる時間も無いほどの大盛況で、他のブースを見ている暇もなくここに紹介もできないという状態で、「集まった方々はみな満足をして御礼をいいながら帰っていってくれた。」と最後に教頭先生が伝えてくれました。

 この教材開発については、竹でいいのかという質問もありました。インターネット3説明会では「もっと役立つものはないか。」、ときかれましたし、確かにそう思い内部でも真剣にそれいついて話し合い決定された内容でした。
 大企業は「車が作れる。」けれど、中小企業は「シガライターを作る。」というように狙いが陣容によって違ってくるのです。この陣容、集まったのは教科としてバラバラの小中の少人数の教員で、何か教材開発をしろといわれても困って、「それでは皆ができる総合学習&地域素材ということで竹が良い」という校長先生の英断で竹になったのです。そして少ない人数で少ない会合で最大の内容を狙って竹フェスタと決定したのです。そして結果として、地域素材の一つとして利用価値のある竹の教材の開発ができ、インターネットで利用できるようになったという、大きな成果があがりました。
 部会は4回だけで後はメールで進めました。NTTさんは毎回参加してくださいました。有難うございました。
 第1回の部会で、方針決定、竹フェスタを最終目標と決定しました。
 第2回の部会までに、メールで各自の製作品を決定、2回目の部会ではページ作成とアップの講習会も行う。
 その後講習会もおこない、そこでページ作成とアップを再度挑戦。
 その間に、竹を探し、時間も何十時間もかけ、教材開発がそれぞれの先生の自主的な努力で進みました。
 準備品など必要なものの連絡もメールなどで取り合いました。
 第3回の部会は、竹フェスタの計画、竹の準備、当日の運営等
 第4回の部会は、現地視察、会場確認、役割分担
 その次が本番でした。会合は少なく、メールの話し合いで進めたというのも大きな成果です。
 皆さん各自で本当によくやりました。それに土曜日は弁当持参のボランティア、本当に有難うございました。

 「何でフェスタをしたの。」という質問もありました。
 竹フェスタを開発するための一つの目に見えた目標としたのです。良い開発を全員でしようというための目標です。各校で子供たちと一緒に開発た教材ですが、さらに多くの子供を前にして実際に使ってみるという目標があって内容のある細部まで行き届いた教材になったのです。また、インターネット3としてがんばってますというニュースになることもしたかったのです。大々的にイベントを打って何らかの形で発表することは、評価にも次への発展にもつながる欠かせない事柄だと思っています。

 当日は多くの人が集まりました。教頭先生が案内を作り、教育委員会が新聞や広報で連絡し、そして校長先生をはじめとして全員が自校の子供たちを大勢連れてきてくれたのがフェスタ成功の最大の要因でした。インターネット3のヘルプディスクのTさんも、ビデオカメラと大きなポスターをもって駆けつけてくれました。NTTさんは3人も看板を持って駆けつけて全体をビデオにとってくださいました。
 当日の準備や運営のことを書くと、書ききれません。看板張りから始まり、途中の竹の用意、道具の準備、怪我の対処、看板、カメラ撮影から後肩付けと人員配置まで、教育委員会をはじめとする皆様のさまざまな配慮があり、成功することができました。
 
 教材開発もフェスタも大成功です。本当に有難うございました。

 今後、まとめと来年度の方向の検討をしていきます。