品 詞 の 分 類 方 法
古文の学習
目 次
古文の学習表紙
1、文法基礎全般
歴史的仮名遣い
係り結び
文章・文・文節・単語
品詞の分類方法
動詞の活用
体言
その他の自立語
助動詞[概要]
助動詞[1]
助動詞[2]
助動詞[3]
 
助詞
紛らわしい品詞の分類
2、古文単語
 
3、長文読解
 
 
 
小テストコーナー
1(文節と単語)
助動詞演習[1]
助動詞演習[1−2]
助動詞演習[2]
 
 
 
 
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以下の問いに答える形で品詞は10種類に分類されている

1、自立語か付属語か
2、活用の有無
3、文の成分のどれになることができるか
4、語形変化の特徴は

これを表にすると以下のようになる
単語 自立語 活用しない 主語となる 体言 名詞
主語とならない 連体修飾語となる 連体詞
連用修飾語となる 副詞
接続語となる 接続詞
独立語となる 感動詞
活用する 述語となる 用言 言い切りがウ段音または「り」で終わる 動詞
言い切りが「し」で終わる 形容詞
言い切りが「なり」「たり」で終わる 形容動詞
付属語 活用しない 助詞
活用する 助動詞
(1)文節と自立語・付属語に関する例題 
「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり(土佐日記冒頭)」
  ・この文を文節に区切るとこのようになる
 「男も すなる 日記と いふ ものを 女も して みむとて するなり」
 

・文節の中にはかならず自立語が一つだけある。そして、自立語はその文節のはじめにきている。
 たとえばこの文では赤くなっているところが
自立語
 「
も なる 日記と いふ ものを も て むとて するなり」

・付属語は文節のなかにかならずあるとは限らない。また二つ以上あることもある。
 たとえば「
いふ」は自立語一つだけで成り立っている文節なので付属語を含まない。
 また「
むとて」は「 む と て」と自立語1つ付属語3つで成立している。

まとめ 
自立語は単独で文節を作ることができる単語であり、付属語は単独では文節を作ることができない単語である」
だから
 ・文節はその最初に自立語を1つ含む
 ・文節に付属語は含まれないこともある
 ・文節に付属語は複数含まれることもある

パターンとしては 
  自立語単独
  自立語+付属語
  自立語+付属語+付属語
  自立語+付属語+付属語+・・・・
などというかたちになる。

要するに、自立語を見つければ文節は簡単にわかる、ということ
 
(2)活用の有無に関する例題 
「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり(土佐日記冒頭)」
  ・この文を単語に区切るとこのようになる
 「男 も す なる 日記 と いふ もの を 女 も し て み む と て する なり」
  活用とは、その単語が後に接続する語などによって形を変えることを言う。
 たとえば「言ふ」という言葉は、後に「ず」「たり」「。」「とき」「ども」「!」が置かれると下記のように、その語尾を変化させる。
 赤字になっているところが変化したところである。この部分を活用語尾という。
  言
ず  言たり  言。  言とき  言ども  言

・この文の単語の中で活用するものは赤、しないものは黒で表記した単語である
 「男 も 
 なる 日記 と いふ もの を 女 も  て   と て する なり
・自立語にも付属語にもそれぞれ活用する語と活用しない語があることがわかる

 
(3)品詞の分類に関する例題 
「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり(土佐日記冒頭)」
  ・この単語を上記の表にあてはめ、順番にその品詞を見ていこう
  「男」     自立語→活用しない→主語になることができる→名詞
「も」     付属語→活用しない→助詞
「す」     自立語→活用する→述語となることができる→言い切りが「ウ段音」→動詞
「なる」    付属語→活用する→助動詞
「日記」    自立語→活用しない→主語になることができる→名詞
「と」     付属語→活用しない→助詞
「言ふ」    自立語→活用する→述語となることができる→言い切りが「ウ段音」→動詞
「もの」    自立語→活用しない→主語になることができる→名詞

「を」     付属語→活用しない→助詞
「女」     自立語→活用しない→主語になることができる→名詞
「も」     付属語→活用しない→助詞
「し」     自立語→活用する→述語となることができる→言い切りが「ウ段音」→動詞
「て」     付属語→活用しない→助詞
「み」     自立語→活用する→述語となることができる→言い切りが「ウ段音」→動詞
「む」     付属語→活用する→助動詞
「と」
       付属語→活用しない→助詞
「て」     付属語→活用しない→助詞
「する」    自立語→活用する→述語となることができる→言い切りが「ウ段音」→動詞
「なり」    付属語→活用する→助動詞
・文節と単語に切る練習をしてみよう 品詞1

次の文章について課題に答えてみよう。

「是も今は昔、ゐ中の児のひえの山へのぼりたりけるが、櫻のめでたくさきたりけるに、風のはげしく吹けるをみて、この児さめざめと鳴けるをみて、僧のやはらよりて、「などかうはなかせ給ふぞ、此花の散をおしうおぼえさせ給か、櫻ははかなき物にて、かく程なくうつろひ候なり、されどもさのみぞさぶらふ」と、なぐさめければ、「櫻のちらむは、あながちにいかがせん、くるしからず、我てての作たるむぎの花のちりて、みのいらざらん思ふがわびしき」といひて、さくりあげて、「よよ」となきければ、うたてしやな。」                                (口語訳)


課題1 文節に区切ってみよう(解答と解説)
課題2 単語に区切ってみよう(解答と解説)
課題3 自立語と付属語に分けてみよう(解答と解説)
課題4 名詞(体言)を指摘しよう(解答と解説)
課題5 用言を指摘し、動詞・形容詞・形容動詞に分けてみよう(解答と解説)
課題6 付属語を助詞と助動詞に分けてみよう(解答と解説)