外角の和 N角形 


N角形の外角の和は、いつも360度になるのです。


説明の方法は色々あります。
5角形で説明してみましょう。

赤い角度で示した角の合計は、180×5度(900度)です。
また青い角度で示した5角形の内角を全部足すと、180×3度(540度)です。
だから、緑色の外角の和は、赤から青を引いた角です。
赤い角度を合計すると 180×5 です。
青い角度は、5角形の内角の和です。
5角形は三角形3つに切れますから 5角形の内角の和は 180°×3
これを引き算して、
180×5ー180×3=180×2=360度

でも、全部寄せ集めれば360度になることは直感的に分かります。
これを説明してみましょう
まず平行線を引く説明をしてみましょう。
上図のように、5角形の辺がどれも一点に集まるように平行線を引きます。
すると同位角の大きさは皆同じなので、右図のように外角が集まります。
そして、ちょうど一回りの角となって、外角の和は360度になります。

もう一つ別の説明をしてみましょう。
エンピツを図のようにおきます。
そして、順番に1,2,3,4と外角の大きさだけ回転していくと、ちょうど一回りになります。
そこで、外角を全部足すと360度になります。
ここでふと考えます。
内角の和は、N角形なら、180°×(N-2)
このー2ってやつは、どこへ行っちゃったんだろうって。
180°×2=360°
この360°はどこへ行っちゃったんだろう。
そして、外角へいっちゃったんだって気がついた。
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