船とエンジンの年を合わせると

船とエンジンの年を合わせると49才になります。
また、船の年がエンジンの年のとき、エンジンの年は今の船の年の半分でした。
船の今の年は何才でしょう。


まず
今の舟の図を書いて
「年の差」を減らして、今のエンジンの図を書く。
次に、今の舟が今のエンジンの年令のとき
そのときの舟は、今のエンジンより「年の差」若くて(ここが大事)
それが、今の舟の半分だ。
ということで、上のような図が書ける。

今の舟から「年の差」を引いたのが今のエンジンで、
それから年の差を引いたのが前のエンジンの年令で
それは今のエンジンの半分だから
「年の差」+{年の差」=今の舟の半分 となる。
そこで、年の差の大きさで区切ると、図のように線が引ける。

今の舟と、今のエンジンを足すと 49才で
その4+3=7だから 7分の4が 舟の年だ。
そこで
49÷7×4=28才になる。

xを使うと

XやYを使って問題を解いてみます。
こういった年令算では、二人の年の差が分かると解けることが多いのです。
そこで、二人の年令の差をYとして、2つの方法で解いてみましょう。

回答1

船の年を、 船 (才)と記します。
そしてエンジンの年との差を Y (年)とします
するとエンジンの年=船-Y
船とエンジンの年を合わせると49だから
船+(船ーY)=49才

船の年がエンジンの年のときはY年前だから
そのときの船の年は船-Y
エンジンの年は、船よりY才若いから、船-2Y
それが今の船の半分だから
船-2Y=船÷2
ということは
船=4Y
ということです。
エンジンは3Yだから
7Y=49
これより年の差Yは
Y=7
そこで
(49+7)÷2=28才が船の年

回答2

船の年がエンジンの年だったときのエンジンの年をX才、船とエンジンの年の差をY才とします。
すると今のエンジンの年は、X+Y才
今の船の年は、エンジンよりY才上だから、X+Y+Y才になります
この二つをたして
2X+3Y=49才
船の年がエンジンの年のとき、エンジンは今の船の半分だから
X=(X+2Y)÷2
2X=X+2Y
X=2Y
やはり7Y=49になって、二人の年の差は7才になる。

江戸時代の年令算