いろいろ

すりぞめととろろ汁


2日は、飯田下伊那はとろろを食べる。とろろっていうのはとろろ汁のこと。
他の地方じゃあ食べんというけえど、どこでも食べるんだと思っとった。
我が家じゃあ、家内は正月から仕事だし、俺は寝正月ですっかり忘れとった。
7日の日に、家内が風邪を引いて
「リンゴを摺ってほしい。」
と言ったもんで思い出した。

だし汁は、鰹節と醤油で作って、それを濾すのかなぁ・・・俺にゃ、よく分からん。
長芋をすって(ここまでは親父の仕事)、
すり鉢の中でさんざん摺って(それが子供の仕事で)とろみを出して、
味付けして(こらは母の仕事)。

それをご飯にかけて食べる。
ご飯が何杯でも入る。
とろろに中に、ご飯が浮いてるくらいが良い。
たくさん食べるのを両親が喜んでみていた気がする。
それでも、まだ余っていた。
ってのは子供の頃の思い出。
(1960年頃)

今日の夕ご飯は、とろろを摺ろうか。
我が家は遅れてトロロだけえど、子供や年寄りのいる家じゃあ、ちゃんとやるんだろう。