お年玉

お年玉

「おとしだまってなに。」
「漢字で書くと【お年玉】って書くんだ。この意味分かるかなぁ」
「年っていうのは、新しい年のことかなあ、それから玉はお金。」
「おしいねぇ、とっても近いよ。でもはずれ。
年は年神様のことなんだ。玉は魂(たましい)のこと。
年神様は毎年の始めにやってきて、家の長老(お父さんやお母さん)にその年が一年健康で良いとしになるように、元気な新しい魂をくれることになっている。
その魂を、長老は家のみんなにも、一年健康で過ごせるようにと分けてる。
それを【お年魂】っていったんだ。
それが、だんだん変わってきて、今では、お金になったんだ。」
「そうか、それでお年玉の袋には、熨斗(のし)がついているんだね。」
「クマさんは、どうしてそんなこと知ってるの。」
「古事記っていう昔書かれた本に書いてあるのさ。」
(って書いてありました)
「お年玉には、一年間、健康で暮らせるようにっていう願いが入っているんだよ。」