流水算 基礎

流水算も早さの問題です。
川が流れているから、上り下りで、舟の速度が変わります。
こういう計算を流水算といいます。
天竜川の上流の市田から、下流の天竜峡まで、60kmあります。
川の流れは時速 5kmです。
ここを、静水時の早さが時速20kmの舟で往復すると何時間かかりますか。

これでいいかな


クマ 川は流れているけれど、行きと帰りで計算するから、
    流れていないって考えて良いんじゃないの。
タヌキ そうすると、往復する長さは、60×2=120km、
     時速20キロだからm120÷20=6時間ですか。
キツネ 本当かなぁ。
リス 往復の時間を別々に計算して、足してみたらどうなるだろう。

本当は

クマ まず、下りにかかる時間から。
タヌキ 川の長さは60km
クマ 早さは舟の速さと川の流れの早さを足して、
    20+5=25(km/時)
タヌキ だから、下りにかかる時間は、距離を時速で割って
60÷25=2.4(時間)
リス  次はm登りにかかる時間の計算。
タヌキ 川の長さは60km、
クマ  舟の速さは、流れる早さを引いて 20-5=15(km/時)
タヌキ 登りにかる時間は、距離を時速で割って
     60÷15=4(時間)
これを足すと・・・

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