FmFによるアメリカとの交流


渡航その5、高校の見学    

2日目はグループに別れての高校の見学。

見学した学校は「Marsteller Middle School」。

学力の高い児童が、選抜によって入ってくる学校だという。女子が7割と多い。

門を入ると、飛行機の搭乗検査のような門があり、通るとビーッと鳴る。アメリカの学校は何かしらの方法で安全を確保している。

力を入れているのは3点。

1,学業の集中プログラム。

 9つの大学レベルの学習ができ、もう一年先には大学の単位として認めれれるはずだという。(バカロイエットプログラム)
2,地域ボランティア。

 4年間で270時間。地域の他の学校よりはるかに多い。水曜日の午後に行い、大きくなって成りたい職業など、自分の興味のある内容を行うのだそうだ。
3,クラブ(スポーツ、文化、学業)

 学業というのは、学習の遅れや進んでいる子が学習するのだそうで、ここにも学業が出てくるのが日本では(今のところ)ない特徴だ。

 学業の集中プログラムというのが何より1番の取り組みだ。
 少人数で、実奈が意見をどんどん言って進めているのがすごい。何人も手を挙げて授業が進んでいる。話さないのは考えていないことなのだという。こういう環境で育っているんで、ものをどんどんいう子が育つのだろう。

 宿題も多い。予習をしてこないことには学習にならない。
 物理の教科書はA4版740ページ、ずいぶん厚い。歴史は1週間で30ページ進み、宿題で事前に読んでレポートを書いてくるのだという。

 図書館はコンピュータシステムが導入されて貸し出しがされ、(記憶では)児童数の1.5倍ほどの本が貸し出されていた。

ある先生は1日に持ち時間が5時間という。持ち時間は多い。

 明るく、「将来は大学を出てコンピュータの会社を興したい。」「生物学を学んでいるので海洋生物の研究をしたい。」などとハキハキと自分の未来を語る子供たちが印象的だった。

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