火薬のロケット打ち上げ

宇宙探査機ハヤブサ2が大活躍中(2019)です。
それなら、ロケットを打ち上げようよ。

やっぱりロケットの打ち上げは最高に面白い。
実践時間は1クラス、授業時間で2時間(45分×2時間)
打ち上げて、かたづけて、感想をいって終わる。
6年生3クラス約90人がみんなロケットを打ち上げた。
指導は後藤道夫先生。

材料はアメリカから取り寄せたロケットの材料。
(ネットで調べれば、色々輸入方法はある)
その他には、
カレンダー(本体と頭用)
フィルムケース(1つ)
工作用紙(10cm×20cm)
木綿糸
パラシュート用ビニール(買い物袋など)
両面テープ、ガムテープ、セロテープ
焼き麩(やきふ)
はさみ、発射台用品

火薬はネットで調べるとあちこちで輸入しています。
私は、この後何クラスもで打ち上げをしました。


カレンダーを30cm×40センチメートル大に切る
といっても、大きさは適当でよい。
長い方が良く飛びそう・・・バランスが良いのかな。
角に両面テープを貼って、火薬をはり付ける。
ロケットの噴出口は、のぞいてみて口の小さい方だから間違えないように要注意。

そしてぐるぐる巻いていく。
すき間があると、ロケットと火薬が外れたり、飛ばなかったりするから、しっかりきっちり捲くと良い。
なんべんでもやり直しできるから、心配しないでまいてみよう。



火薬のある元を細くして、ロケットの先のほうにはフィルムケースがちょうどはまるくらい太くする。
先があまりきついと、ロケットの先が取れなくなるし、ゆるいと、飛ぶときに抜け落ちてしまう。
ちょうど良いきつさに調節する・・・といってもあまり神経質になることはない。

 
工作用紙を用意して図のように折り曲げる。
そしてロケットの下につけると、本体のできあがり。

余った紙で、先端部分の作成。

先端部分は、こんな感じ。

パラシュート作成。
6角形に切ったビニールにひもをセロテープで3本、6カ所につける。
そして、パラシュートの中心を持ってすーっとひもをしごくように引っ張って、位置の長さをあわせ、途中で留める。
留めるのはセロテープでも良いし、丸めて通してしばっても良い。

本体上部にパラシュートをガムテープでつける。
次に、 本体と、先端部分をゴムひもでつなぐようにガムテープで留める。
ガムテープでないと空中分解する。ゴムひもはゆるめにして、先端が軽く外れるようにする。こうすることで、落下のとき、ロケットが回収できるのだ。
次に本体の中に、焼き麩を粉々にしていれる。
そして、パラシュートを緩く本体に詰める。
火薬は、最初下に向かって吹き出しロケットを上空に運び、ついて白い煙を吐き、最後に逆噴射して、パラシュートを吹き出す。逆噴射の熱はとても熱いので、パラシュートがとけないように、緩衝剤として焼き麩をつめるのだ。

最後に重心部分に、5センチほどに切ったストローをつける。
これが打ち上げのときのガイド役になる。

最後に、電気点火用の火薬(イグナイター)と点火剤止めの黄色いキャップをはめる。

打ち上げ準備完了。
こんな打ち上げ台が無くても、太い針金の上をガイド部分として伸ばし、下を立つように円形にすればそれで大丈夫。
電池を4本直列にして、離れたところで「5,4,3,2,1」のかけ声と共にスイッチを押すと発射する。
スライダックスでも大丈夫。

100メートルほど上がったロケット(NSDAで測ったら、50mから140m上がったそうだ)



指導の後藤道夫先生とボランティアの方々。


もどる