物の温度を上げると

物の温度を上げると


温度を上げると、氷は水になります。
氷を固体、水は液体です。
アイスクリームも、温度が上がると溶けます。
では、温度を上げると物はどろどろの液体になるのでしょうか。
試してみましょう。

試すものは、ガラス、ハンダ、スズ、なまり、銅(エナメル線)
それと、熱源としてアルコールランプ。

ガラス

ガラスは学校にあるガラス管をつかいました。
長さ20センチほどに切ったガラスの真ん中をアルコールランプで熱します。
アルコールランプの火は先がいちばん熱いのでそこにガラス管を回しながら当てます。
やけどをしないように注意してください。
熱したところは熱いので、さめたとおもってもさわってはいけません。
そのうちに曲がるようになって、
引っ張ると、のびて、
先がほそくなって切れます。
あついところにさわっちゃだめだよ。
ほそくなったところを、また熱すると、溶けていくのが分かります。
2つくっつけると、くっつきます。
片方に口を当てて吹くと、穴があきます。

ハンダ

中に油の入った工作用のハンダをつかいました。
これは簡単に溶けます。
中に油が入っているので、煙も出ますがこれはハンダが燃えているのではありません。

鉛(ナマリ)

これは、入れ物に入れて熱します。
溶けてどろどろになります。 たくさんあれば、型に入れると、飾りができます。
1960年頃は絵の具のチューブが鉛でできていてそれを溶かして遊んだけれど
今は鉛は毒ということでつかわれません

錫(すず)

スズならとかして形を作ることができます。
理科室へ来る子ども達と融かして色々作りました。(2008年)


これは、エナメル線(ホルマル線)をつかいました。
さいしょ表面が燃えて煙が出ます。
でもその後、玉になって溶けて落ちます。
写真ではガスバーナーをつかっていますがアルコールランプでもだいじょうぶ。


アルコールランプの熱でもいろいろな物を溶かすことができました。
塩はガスバーナーでないとだめでしょうね。
砂糖は・・・暖めると燃えてしまいます。 水を入れて暖めるとべっこうあめになります
植物は、炭にしてみましょう。→炭を作ろう